#SP_RING_2023

「#SP_RING_2023」 は、COVID-19 の世界的流行、ロシアによるウクライナ侵攻に代表
される近年の出来事により社会不安が高まるなか、ここ秋田を中心に芸術家たちが
「反戦」「非暴力」の声を届ける展覧会です。
昨年開催した「#SUM_MER_2022」参加のアーティストに加え、今回は秋田公立美術大学の
学生・卒業生も多数参加いたします。会期中には国内外から集まった作品の展示を
ご覧いただけるほか、芸術に関わる人々からのメッセージを届ける「新聞」を掲示します。
(新聞は不定期刊行)。
この展覧会が、秋田で皆さんと共に反戦・非暴力を考える確かな機会となることを願っ
ています。

「反戦の気持ちを共有すべく、昨年10月に開催したSUM_MER_2022に続き、
4月から「秋田公立美術大学アトリエももさだ」にて、SP_RING_2023を開催したいと思います。
今なお、ウクライナへのロシアの軍事侵攻は終わっておらず、
日本政府もまた、この緊迫した状況を利用して石垣島に陸上自衛隊駐屯地を開設し、
ミサイルを配備しました。政府や主要メディアもまた、沖縄南西諸島を「防衛の空白地帯」
だとみなし、ミサイル基地建設を「中立的」に報道しています。
こうしたひとつひとつに、その都度「おかしい」と言い、
具体的な行動を起こしている人々がたくさんいます。
SP_RING_2023は、危機感と分断が絶えず煽られ、より立場の弱い人たちがそのツケを払うーー
そうした状況に抵抗したいと思っています。みなさんの参加をお待ちしています!」
(長谷川新)
キュレーターからのメッセージ
展覧会概要

2022 年 10 月の SUMMER_2022 からはや 5 ヶ月。
世界の状況はあまり変わっていないように、いえ、もっと悪くなったようにも見えます。
だからこそ、わたしたちはさらにアートと作品の話を交わしあい、作品をつくり、
作品を様々な人に届けたいと思います。
暴力に対して非暴力を、戦争に対して反戦を、言うことはとてもストレートで、
今更のように思えるかもしれません。
しかし、言い続けていくこと、他者と対話を重ねていくこと、は決してたやすことではありません。
それぞれ違う考えを持つひとりひとりが、一緒に反戦・非暴力を考え、話し合っていくところ。
この展覧会はそのためにあります。皆さんの参加を待っています!
(西原珉)

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